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NEWS : 【国際戦略経営研究学会】第8回企業革新研究会12月23日 のご案内
投稿者 : 200640122 投稿日時: 2023-11-23 14:10:32 (248 ヒット)

         企業革新研究会(第8回)
                                  

次の要領で「企業革新研究会」の第8回会合を開催致しますので是非ともご参加ください。
非学会員の方の参加も可能です。

日 時: 2023年12月23日(土) 16:00-17:45 (ZOOM開催)
(報告:60分、コメント:15-20分、その後、全体討議)

報告者:河合 忠彦(筑波大学 名誉教授)

テーマ: 「EVウォーズの統合的分析枠組みとそのホンダのEV戦略への適用」(仮題)

コメンテーター:小林 英幸(SBI大学院大学 教授)

司会: 西尾 弘一  


今回は、第2回プログラム「トヨタとホンダはEV(とConnected cars)」ウォーズにおいてプラットフォーマー他といかに戦おうとしているのか、その勝算はどこにあるのか」の最終回として、上記のテーマについて、河合がご報告致します。

EVウォーズには日本の自動車産業のみならず、日本経済の先行きがかかっているといっても過言ではなさそうですが、日本メーカーの出遅れは否めません。

中でもホンダはもっとも大きく出遅れていると見られていますが、他社よりも積極的なガソリン車からの撤退策の提示、ソニーとの合弁会社の設立、中核と見られていたGMとの量産車の共同開発の
突然の取りやめ、など何かと話題を提供しています。

このようなホンダの参入の遅れの原因の分析と現時点での将来戦略の評価・分析が発表の焦点の1つですが、今回はもう1つのより重要な焦点として、それらの分析で用いるモデル/フレームワークの構築についてお話ししたいと思います。

今回のテーマの対象であるEVウォーズのような“大きな現象”については単一の分析モデル/フレームワークは存在しないのが普通で、“EVウォーズ”もその例にもれませんが、その特定の部分の分析に使えそうなものに、新規参入戦略論、キャズム理論、クリステンセン理論、両刀遣いの理論、CC曲線の理論、プラットフォーム戦略論、などがあります。

しかし、それらはいずれもそれぞれの分析目的に対しては優れたモデルですが、いずれも“大きな現象”の特定の部分に特化し、しかも多くは“スタティックな”ものであるためにそれらを“持ち寄る”だけでは、激しくかつ急速に変化しつつあるEVウォーズの全体像に迫るには十分ではありません。

ところが、そのような状況を打開する方法として、それらのモデルを一般化し、しかもその際、特定の概念を“共有”させるとによってそれらを“連結”する方法(「マルチモデル分析の方法」)
が考えられます。

今回の発表では、同方法を用い、テスラ、BYD,トヨタなどの事例を参照しつつ、“ビジネスモデル”を共有概念としてEVウォーズのより統合的な分析フレームワークの構築を試み、それを用いてホンダについての分析を行うことにします。

参加御希望の方は学会のホームページから「12月21日までに」参加登録をしてください。
登録者リストを作り、ZOOMミーティングに参加するためのURL、ID/パスワードを「前日に」BCCでお知らせします。

https://iap-jp.org/iasm/event/member/index/200

 尚、来年度の企業革新研究会については、第8回研究会でご説明させていだだきますが、本年前半の第2回プログラム「日本企業の“創造性/革新性の欠如”と“現場力の低下”の“並存”の原因とその克服の方法」の成果を踏まえて、「日本企業をより革新的にするためには何をなすべきか」という視点から新たな「統一テーマ」を掲げて数回の連続研究会を開催する予定です。