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NEWS : 科学・技術のより深い理解を社会に根付かせるために
投稿者 : 200640122 投稿日時: 2016-02-12 05:30:28 (1120 ヒット)

各位

星野先生からのご連絡です。
ご関心があればよろしくお願いします。

白川先生は以前茗荷谷でもご公演がありました。
平日なので厳しいですが、名古屋へGO!

西尾(河合ゼミ18期筑波最終)
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経営行動科学学会 中部部会 公開講演会のご案内

中部部会の公開講演会が以下のように行われます。
ノーベル賞化学賞受賞者である白川英樹先生による講演会です。
愛知大学で行われた第18回大会に向けて、大会委員長の星野靖雄先生が依頼されたそうですが、
その時はご都合でかなわず、今回も星野先生のご尽力でご登壇いただけることになりました。

日時:2016年3月1日(火)午後2時〜3時30分
会場:愛知大学名古屋キャンパス講義棟L803教室
   東京霞が関オフィス(テレビ会議)
題目:科学・技術のより深い理解を社会に根付かせるために
演者:白川英樹氏(筑波大学名誉教授)

科学・技講 演 題 目 術のより深い理解を社会に根付かせるために

 18世紀後半に英国で始まった産業革命以来、とりわけ20世紀に入ってからの科学・技術の急速な進歩で、人類は計り知れない恩恵を受けてきた。

 その一方で深刻な弊害も目立ってきて、科学・技術には功罪の両面性があるという認識が深まった。しかし、「罪」の側面は多様であり、一口に公害と入っても1企業や複数の企業の怠慢による罪」もあるし、PM2.5などによる深刻な大気汚染は人々の生活の結果生じた弊害と言える。 

 これらの弊害は科学者や技術者の努力で解決する見込みがあり、現に排ガスや排水の処理技術の進歩と普及により、日本ではかなりの成果を挙げるに至っている。
 その一方で地球温暖化やエネルギー問題は科学者や技術者の努力だけでは、解決は極めて困難であり、ES細胞や遺伝子操作・遺伝子編集、生殖医療研究など進歩により、生命の倫理やヒトの尊厳が問われる事案も増加してきた。

 これらの問題を解決するのは科学者や技術者だけでは不可能で、社会全体で考えなければならない。そのためには科学・技術を社会に根付かせる必要がある。

 その基本として理科好きの青少年を育てることが大切だが、教養教育の基礎を創る初等・中等教育では理系・文系の区別はあってはならず、大学での教育でも教養教育の大切さは言うまでもない。

 科学技術の振興には自然科学の教育だけでは駄目で人文科学、社会科学、経済学、更には芸術などの基礎教育も必須である。

 また、次世代の人材を育てるために最も大切なことは、子どもたちに童心を持ち続けさせることである。偶然から思っても見なかったものごとをうまく見つけ出す能力とされるセレンディピティーについても述べる。